ワインエキスパート/ソムリエ試験&SAKE DIPLOMA W受験合格体験記

ワインエキスパート/ソムリエ試験&SAKE DIPLOMA W受験の合格の秘訣をお伝えいたします!

💰ワインエキスパート・SAKE DIPLOMA取得に実際にかかったお金💰

私は何とか、W受験の一発合格を成し遂げられましたが、一体どれくらいお金がかかったのか、、、(計算するのも怖い)

参考までにこちらに記してみたいと思います。

 

まずは

ワインエキスパートにかかったお金:全部で約130,000円

①受験料:34,440円

※ソムリエ協会に入会せず、1次のCBT試験の2回受験を選択した場合の金額のため、

一番高く受験料を支払う場合の金額です。

2020年度 J.S.A.ソムリエ・J.S.A.ワインエキスパート呼称資格認定試験│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)

 

②参考書代:約14,000円

(どの1冊も欠かすことが出来なかったので無駄ではなかったと思います)

富田葉子の虎の巻

受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座 ワイン地図帳付き

ワイン受験語呂合わせ暗記法 

JSAソムリエワインエキスパート呼称認定試験対策予想問題1500

 

③ワイン、リキュールセット代:約50,000円

基本6種ハーフボトルセット(12,000円程)、リキュール46種セット(20,000円程)、その他カルディや成城石井、近所のスーパーで買いそろえたワイン15本程…

アルゼンチンのマルベックやトロンテス、オーストラリアやニュージーランドピノノワールやソービニヨンブラン等、過去の試験にも出題されたことがある生産国や品種を買いそろえました。

☆過去の出題傾向についてはこちらから確認できます!

ソムリエ、ワインエキスパート二次試験、過去の出題のテイスティングコメントの正解(模範解答) | ワイン受験.com (wine-jyuken.com)

 

④単発で通ったスクール代金:約12,000円(2回通いました)

 

⑤合格後、バッチを貰って認定してもらうための代金:20,950円

認定登録手続き│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)

 

計算して驚きますが、全部で13万円もかかっていました…

なんて贅沢な資格試験なんでしょうか。。

ですが、大人になってから一所懸命に勉強することも楽しいですし、何より周囲の知人や職場の方にワインエキスパートの資格を取ったとお話すると、予想外に色々皆さんからワインの相談を受ける機会が増えます!

 

お祝いの場でのプレゼントの相談や、一緒に食事をしに行ったときにその場のみんなの好みを聞いてワインを選んだり、、、身近にソムリエ(役)がいることはこんなに心強いのか!と周囲の方からとても喜んで貰えたので、13万円の投資代は全く高額ではなかったと思っています。

 

資格試験用の勉強だと、知識を使わなくなってしまうとあっという間に勉強したことを忘れてしまいますが、周囲の方からかなりの頻度でワインについての相談があるため、いまだに教本はいつでも見ることが出来る位置にしまっていますし、日々の知識のアップデートも必要だなと感じています。

 

ワインスクールに座学講座から通学すると、この13万円の金額にさらに20万円弱が追加されることになると思いますので、費用や通学時間を抑えて、自分のペースで勉強したいという方は、10万円程を見越して臨まれることをお勧めします☆

 

 続いて、

SAKE DIPLOMA試験にかかったお金全部で約100,000円

 

①受験料:34,440円

※ワインエキスパート申込と同じ金額です。

※ソムリエ協会に入会せず、1次のCBT試験の2回受験を選択した場合の金額のため、一番高く受験料を支払う場合の金額です。

(ワインより日本酒・焼酎のが安いのに…と思いながらも、論述試験の採点代に費用が掛かるのかなと思いながら振込ました。)

2020年度 J.S.A. SAKE DIPLOMA認定試験│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)

 

②参考書代:約4,000円

(実質、こちらからしか参考書は手に入らないと思いますので絶対に買うべきです!)

ナナメキカク 問題集

ナナメキカク 重点ポイント集

 

③日本酒、焼酎代:15,000円程

スーパーでほとんど揃えました。意識したものは下記の4点です。

-米の品種の違いを意識して買う(山田錦、五百万石、美山錦は揃えた方がよいです)

-8種の特定名称種の基本品種を揃える(本醸造、特別本醸造、純米、純米吟醸純米大吟醸特別純米吟醸大吟醸

-山廃、生酛も飲んでみる

-焼酎も全原材料種分揃えて飲んでみる。

 

④単発で通ったスクール代:20,000円程(4回通いました)

 (決して安くはないですが、テイスティングコメントの模範解答を入手するためには必要な経費だったと思っています…)

 

⑤合格後、バッチを貰って認定してもらうための代金:20,950円

認定登録手続き│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)

 

こちらはワインに比べて日本酒(焼酎)が安価であるということと参考書があまりないということもあり、若干安く済みましたが、

やはり受験→合格認定には10万円程はかかるとみておいてよいと思います。

 

SAKE DIPLOMAの資格を取得して良かったと思ったことは、しばらく続きそうなコロナの状況において、国内旅行をする際に非常に役立つ知識が得られたということです。

SAKE DIPLOMA試験には日本酒の歴史の問題や日本の地理の問題が多く出題されます。

全国に酒どころはたくさんあるので、どこに旅行に行っても日本酒に関連したところはたくさんあり、とても役に立ちます。

 

6月~10月までの4か月間、ワインと日本酒に全精力をささげて臨みましたが、試験終了後は燃え尽き症候群になりました。。。

先にお話した通り、周囲の方からワインについては特に聞かれることも多いので、5年後にワインエキスパートエクセレンスを目指して少しずつ勉強を始めようかなと思っています、、

 

来年はWSETを受験する予定のため、また更新を行いたいと思います。

何か受験勉強のことでご質問がございましたら、コメントに残していただければと思います🍷🍷

 

 

 

 

 

SAKE DIPLOMA2次試験の独学勉強方法

続いて、SAKE DIPLOMA2次試験の独学勉強方法についてです。

 

こちらも、1次試験と同様に、かなり情報が少なく、情報収集に苦労しました。。

まずは2次試験の概要からご紹介します。なんと、2次試験には論述問題があるのです。

テイスティング30分(日本酒4種類、焼酎2種類)

②論述2題20分

今年はコロナウイルスの関係で、テイスティング時、吐き出すことが出来なかった(*1)ため(!)、酔っ払ってしまった後に論述問題を解くことを懸念されてか、論述→テイスティングの順番となりました。

※*1:通常は試験時にはテイスティングした飲料を吐き出すことの出来る紙コップが設置されており、口に含んだものを吐き出すことが出来ますが、2020年については新型コロナウィルス感染予防のため、口に含んだものは全て飲む必要があります。こちらについては、1次試験申し込み時には判明しておらず、2次試験の受験票が発送された段階で、発表されました。2021年以降についてはどうなるか分かりませんが、どちらにも対応できるよう練習していくことが良いかもしれません。

 

10/12 呼称資格認定試験(第二次)テイスティング銘柄発表│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)

※試験終了後には上記のような形でソムリエ協会から銘柄などの簡易的な模範解答が発表されます。テイスティングコメントについては模範解答は発表されません。

 

日本酒は香りや味わいのコメントと共に、品種米を問う問題などが出題されます。

焼酎については香りなどのコメントは不要で、常圧蒸留か減圧蒸留かを問う問題とともに、焼酎の原材料を問う問題が出題されます。

 

試験合格を目的とした、日本酒のテイスティング練習に役立ちそうな参考書を残念ながら見つけることが出来なかったため、書籍の購入等は特に行わず、私は以下のトレーニングを行いました。

 

【通ったスクールの単発講座】

レコールデュヴァンのSAKE DIPLOMA対策用の講座に9月下旬から片手で数えられる程度通いました。

(参考書も買っていないし、日本酒はそもそも金額がワインに比べて安いのでスクール代に投資するのもやむなし…と判断しました)

講座を選ぶ | ワインスクール レコール・デュ・ヴァン (duvin.jp)

※試験直前に2次試験対策用の講座については案内があるようで、現在は掲載されていません。(1次試験対策+tastingも含んだ内容の講座もあるようです)

こちらのスクールのSAKE DIPLOMA対策講座には、ワイン受験.comでおなじみの山崎先生(元アカデミーデュバンのワイン講師)も在籍していらっしゃり、運が良ければ講座に申し込むことが出来ます。

 

こちらの単発講座受講で私が目的としていたことは、

吟醸大吟醸、純米、純米吟醸純米大吟醸、生酛、山廃、本醸造 それぞれのテイスティングコメントシートを入手すること。

②先生に論述問題がどんなものか聞くこと。

の2点です。

 

①については、講座で取り扱う種類のお酒についての模範解答が得られますので、模範解答さえGETすれば、スーパーマーケットでそれぞれのお酒を買って家でひたすら練習を繰り返すのみです。。

純米酒のお米由来の香りとアルコール添加を行ったすっきりとした香りの違いを徹底的に身体にしみこませる必要があります。

 

②については、驚きですが、、、

与えられたマス目を埋めればよほどのことがない限りは得点は貰えるとのことでした。

論述対策用に、また暗記をしなければいけないのかと焦っていましたが、そんなことはないようです。

過去問題を確認したり、ナナメキカクの重点ポイント集を気分転換に読んだりして、忘れないようにする程度にして、あまり論述試験対策用に時間は割きませんでした。(それでも合格できたので大丈夫だと思います…)

 

私がトレーニングとして行ったことは

①2日に1回はテイスティングの練習を行う(1回30分程)

-生酛や山廃は分かり易いのでそれ以外の基本8種について、トレーニングを行うときはすべて飲み比べを行い、テイスティングコメントシートを書く。

②週末は焼酎のテイスティングの練習も行う(1回10分程)

-芋、米、麦、黒糖、泡盛を用意し、銘柄当てクイズを行っていました。

(私は焼酎があまり好きでないので苦労しました…)

 

ワインエキスパートの試験勉強と並行して行っていたこともあり、もう飲みたくない!!と思う毎日でしたが、だんだんと純米酒から白玉粉の香りなどもわかるようになってきたときはとても嬉しく、楽しくなってきました。

 

W受験をされる方にとっては中々大変なトレーニングだと思いますが、ぜひ頑張ってください!!

 

ワインエキスパート試験2次試験独学勉強法

続いては、ワインエキスパート2次試験についてです。

(2次試験より、ソムリエ試験とワインエキスパート試験では出題内容が若干異なってくるため、こちらのブログではワインエキスパート試験についてお話しているとお考え下さい)

 

1次試験の勉強で、ワインスクールに通われていた方は、座学の講座と一緒にテイスティングの勉強も出来ていたと思います。

また、1次試験を早々に終わらせ、7月には2次試験tastingのトレーニングを開始出来ていた方もいると思います。

 

が、なかなかそんな風に計画的に2次試験のトレーニングを開始出来ていた方は少ないのではないでしょうか…😢?

 

私はSAKE DIPLOMAの試験が終了したのが9月の上旬でしたので、10月中旬の2次試験まで1か月程の準備期間しかありませんでした。

それでも全然間に合います!効率的に短期集中でトレーニングを行うコツをお伝えいたします!

 

まず、2次試験(ワインエキスパート)の概要です。

赤ワイン2種類+白ワイン2種類+ワイン以外のお酒1種類が出題されます。

赤白ワインについては品種や生産国を明記するだけでなく、香りや味わいのコメントを選択肢から選んでマークしていきます。(センター試験のような、マーク式の試験となっています。)

10/12 呼称資格認定試験(第二次)テイスティング銘柄発表│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)

 

※試験終了後にはソムリエ協会のサイトにて上記のような形で模範解答が発表されます。生産国、ぶどう品種、その他の酒の銘柄のみの簡易的な模範解答のみの発表となり、テイスティングコメントの模範解答は発表されません。

※上記の出題形式はあくまでワインエキスパートであって、ソムリエ試験受験の方は、論述問題が出題されますので別途対策が必要だと思いますので、ご確認ください。

 

 

ワイン以外のお酒については、日本酒やジン、カンパリやラムなど、幅広いワイン以外のお酒の中から1つだけ出題されます。こちらはテイスティングのコメントを覚える必要はなく、名称を当てる問題だけです。(選択式となります。)

 

配点から考えてもワインに時間もお金も割くことが当然求められますが、

ワイン以外のお酒については名称を当てるだけで配点を貰えるラッキー問題でもあるので、私はこちらについてもしっかり対策を行いました。

 

私が行ったトレーニングはこちらです。

①毎日のワインのテイスティングレーニン

赤ワインの日、白ワインの日と決めて、毎日4種類以上の品種比較を試験前日まで1日1時間程かけて行いました。

②ワイン以外のお酒のトレーニン

色でまずある程度分けることが出来るので、見た目で選択肢を絞るトレーニング→ペロッとなめてみて甘い、甘くない、度数が強すぎるなどポイントに分けて、銘柄を絞っていくトレーニングを繰り返しました。

③ワイン教室での単発のテイスティング講座を、本番模擬試験として活用してみる

自分の手元にあるワインだけだと味を覚えてしまう可能性もあると思い、2回程単発の講座に参加しました。

 

【購入したもの】

①ワインスクール アカデミー・デュ・ヴァンのネットショップで購入した赤白の基本品種テイスティングセット【お勧め度★★★☆☆】

ソムリエ・ワインエキスパート二次対策ワインセット | ワイン通販ならワインショップ カーヴ・ド・ラ・マドレーヌ (adv.gr.jp)

こちらは、1次試験前にネットで事前に購入していました。

2次試験直前になると売切続出となるため、興味のある方は早めに準備しておくことをお勧めします🍷

最大手ワインスクールの講師が模範解答を書いてくださっている解説シートが付属しているため、練習するにはもってこいです。

が、とにかく高い…(ハーフボトルで20本で3万円くらい。。)

ので、マストではないと思います。(私はどのように練習すべきか計画を立てる前に購入してしまいましたが。。)

 

②【2020年度 ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策】おまとめ小瓶セット42種類(酒精強化ワイン8種+スピリッツ16種類+リキュール18種類)【お勧め度★★★★★】

酒精強化・ハードリカーテイスティングセット | ワイン通販ならワインショップ カーヴ・ド・ラ・マドレーヌ (adv.gr.jp)

ワインエキスパート/ソムリエの2次試験では冒頭で紹介した通り、ワイン以外のお酒についても出題されます。

こちらは覚えれば簡単に点が確実に取れるので、余裕がある方は取り逃がさないようにすればお得な問題だと思います。

私は色でまずある程度数種類に見極められるようように、色ごとに分けて暗記を行い、その色の中から香りや度数などの複数要因を考慮して銘柄を正しく答えられるトレーニングを繰り返しました。

 

富田葉子の テイスティング虎の巻【お勧め度★★★★★】

富田葉子の テイスティング虎の巻 | 富田葉子 |本 | 通販 | Amazon

この本を最初に買っていたら、①のワインボトルセットは買わなくても済んだな…と正直思ってしまうほど、とにかく一番役立った本です。

①②でご紹介したアカデミー・デュ・ヴァンのワイン講師の方が執筆された参考書です。

品種毎のテイスティングの模範解答が分かり易く書かれているため、こちらの本さえあれば、近所のスーパーで売っているワインを買ってトレーニングするだけで十分合格できます!

 

①のボトルセットがあまりにも高額だったので、私は赤白あわせて6本のセットしか買っておらず、当然足りません。。

そのため、トロンテスやマルベックなどの基本品種でない赤ワインを、スーパーや成城石井などで用意をしたり、ピノノワールシャルドネなどの基本品種についてもフランス、アメリカ、オーストラリア、南米など国毎に比較できるよう揃えてトレーニングを行いました。

本番試験では、ボトル3,000円程のものが出題されるということで、それくらいの値段のワインを用意して練習することが推奨される、と講座に行った際に先生方からはアドバイスを貰いましたが、私はスーパーでボトル1,000円程のものを購入して練習を行いましたが、特段問題はありませんでした。

色調や香り、味わいの特徴を品種毎にとにかくつかむことが大切です!

富田先生のこちらの虎の巻は試験会場にも持参し、直前まで読んで確認していました。

とにかくお勧めです!

 

【閲覧したもの】

ワイン受験.comの2次試験対策用ページ

ソムリエ二次試験対策講座 2021 | ワイン受験.com (wine-jyuken.com)

2次試験の概要や対策、過去問題の分析などがかなり細かく掲載されており、会員でなくても閲覧することが出来ます。

こちらのサイト運営者の山崎先生はアカデミー・デュ・ヴァンで長年講師を務められていた超人気講師の方だったこともあり、とても分かり易く論理的に解説されています。

(現在はご自身でワイン教室を開催されているようです)

こちらのサイトに掲載されている赤ワインと白ワイン用の解答用紙をコピーして、練習用に活用していましたがとても便利ですよ!

 

【通ったワインスクールの単発講座】

下記2つの最大手のワインスクールの講座に2回程通って本番のシミュレーションをしました。一気に8種類ほどの練習を時間制限付きで行うことが出来るので、本番対策として1度は参加してもよいかもしれません。

ソムリエ・ワインエキスパート試験対策(一次/二次/三次)講座一覧 | ワイン初心者からソムリエ資格取得まで - ワインスクール アカデミー・デュ・ヴァン (adv.gr.jp)

講座を選ぶ | ワインスクール レコール・デュ・ヴァン (duvin.jp)

 

正直、テイスティングをする量とはいえ、毎日4-6種類程のワインを飲んで、特徴を覚えるという作業はあまりお酒の強くない私にとってはとても大変なトレーニングでした、、、

 

試験直前に集中的にワイン以外のお酒のトレーニングを行いましたが、テキーラウォッカなどは度数があまりにも強く、胃を悪くした気がします。。

しかし、今振り返るとこのトレーニングを通じて自分がどんなワインが好きかということが明確に分かった気がいたします。

ので、短期集中でトレーニング頑張りましょう!!!

 

次はSAKE DIPLOMA2次試験の独学勉強方法についてご紹介します。

 

 

SAKE DIPLOMA1次試験の独学勉強方法

続いて、SAKE DIPLOMA1次試験の独学勉強方法についてです。

ワインエキスパート試験とSAKE DIPLOMA試験は同じ期間に受験することが可能となっています。

そのため私は、前半でワインエキスパート→試験期間後半でSAKE DIPLOMA試験を受験することにしました。

 

 ✍まずは戦略を立てる✍

6月初旬:ワインエキスパート試験と同時にSAKE DIPLOMA試験も申込。

☆ワインエキスパート試験と同様に、受験申込開始は例年3月~7月までが出願期間となっていますので、6月に申し込むのはかなりギリギリです…

2020年度申込概要は下記から↓

 2020年度 J.S.A. SAKE DIPLOMA認定試験│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)

 

6月中旬:実際に書店に行っての本探し、ブログでの勉強方法リサーチ。YouTube視聴。

ワインエキスパートと同様に、簡単に参考書も見つかると思っていたものの、普通の書店にはSAKE DIPLOMA専用の参考書は全く置いてありませんでした。

というのも、SAKE DIPLOMA試験は2017年から始まったばかりの資格であるため、あまり情報が出回っていないのです…

 

ソムリエ試験と比較すると、出題範囲も狭いため、教本をしっかり勉強するだけでも十分合格することは可能だと思いますが、参考書を使わないで教科書を丸暗記するだけで試験に受かるのだろうか…と不安になってしまった私が選んだものは下記です!

【参考書】

ナナメキカクの重点ポイント集と問題集【お勧め度★★★★★】

2020年度 J.S.A SAKE DIPLOMA受験対策問題集550 | 日本酒の学びを考えるNANAME KIKAKU|ナナメキカク

2020年度J.S.A SAKE DIPLOMA重点ポイント集 | 日本酒の学びを考えるNANAME KIKAKU|ナナメキカク

問題集がとにかく役に立ちました。私が探した限り、こちらの問題集以外、SAKE DIPLOMA試験用に販売されている問題集を探し出すことはできませんでした。

過去問に加えて、こちらのオリジナルの問題も多く掲載されており、とても良問ばかりでした。

試験直前には、こちらの550問の問題集を解く→間違えたところを教本でチェック→重点ポイント集に書き込み といったサイクルを回していました。

 

【書籍】

夏子の酒【お勧め度★★★★☆】

子の酒(1) (モーニングコミックス) | 尾瀬あきら | 青年マンガ | Kindleストア | Amazon

言わずとしてた日本酒造りの漫画です。和久井映見さん主演でドラマ化もされていたようです。日本酒造りの工程などを覚えるのにとても役立ちました。

 

【映像】

SAKE DIPLOMA試験では、日本酒造りの工程がかなり細かく問われます。

そのため、映像として具体的に工程を覚えられるよう、YouTubeを利用しましたがとても役立ちました!特に日本酒ができるまで(前・後編)は何度も繰り返し視聴しました。

日本酒ができるまで-前編- - YouTube

日本酒ができるまで-後編- - YouTube

日本酒基礎講座 第一回「日本酒の定義・特徴・製法」 - YouTube

 

7月初旬:ワインエキスパート試験勉強の休憩時間に教本を音読する(1日30分程)

この頃はワインエキスパート試験の勉強に本腰を入れ始めたところだったので、とりあえず教本を音読して単語に慣れることに努めていました。

(この頃はまだ全く日本酒を飲んでいない)

 

8月中旬:ワインエキスパート試験が終了し、問題集を解き始める。(平日3時間、週末5時間程)

ワインエキスパート試験においても、問題集→教本で知識を補う のサイクルで合格できた成功体験があったため、ナナメキカクの問題集をひたすら解きまくり、間違ったところを重点的に繰り返しました。

ネット上に過去問はなかったため、こちらの問題集のみで対策をし、9月上旬の試験で無事一発合格することが出来ました!!(B判定でしたが…)

今年はコロナの関係で試験出願期間も1次試験期間も例年より長くなっていましたので、9月上旬に受験することが出来ました。(例年は7-8月末が試験期間となっています)

 

私はワインエキスパート試験の勉強を開始したのも6月~であり、決して早くはなかったので、W受験を考えられている方はもう少し早めに対策を行えば、来年以降、通常通り8月末で試験が締め切られる際にもきっと安心だと思います。

 

 ワインエキスパート試験、SAKE DIPLOMA試験の2つが終了した時点で、私は全くワインも日本酒も試験のために飲んでいませんでした。。。

ここから怒涛の2次試験対策期間が始まります。。

続いてはお勧めの練習用ワイン、日本酒と練習方法をご紹介します。

 

 

 

 

ワインエキスパート/ソムリエ & SAKE DIPLOMA W受験体験記

 

ピノノワールも、大吟醸も知らなかった、普通の会社員である私が、

1次試験まで2か月で、独学で

ワインエキスパートとSAKE DIPLOMAに一発合格できた方法を皆さんにお伝えさせていただきます!

※私は飲食業に従事していない一般事業会社の会社員であるため、ソムリエと名乗ることはできず、ワインエキスパートという資格を取得しています。

 

ワインエキスパート/ソムリエの勉強方法はネットでも比較的簡単にたくさん見つけることが出来ました。

 しかし、W受験の勉強方法も、SAKE DIPLOMAの勉強方法も簡単にはなかなか見つけることが出来ず、苦労しました。。。

(SAKE DIPLOMAは試験開始自体が2017年から開始されたばかりということもあり、ソムリエと比べると参考書自体も少ないです)

 

ワインエキスパート、SAKE DIPLOMA共に決して簡単な試験ではない(*1)ですが、しっかりと計画的に勉強を行えば、2か月あれば独学でも十分に合格できるはずです!

 

*1:日本ソムリエ協会より、ワインエキスパート/ソムリエ、SAKE DIPLOMA共に合格率が発表されています。2019年度までの合格率や合格者数は下記をご覧ください。

2019年度の数値を抜き出すと、

ソムリエ:29.8%、ワインエキスパート:44.2%、SAKE DIPLOMA:35.3%

となっており、決して簡単な試験ではありません。。

qualifiedholders.pdf (sommelier.jp)

 

独学での合格を目指した私が苦労したことも踏まえ、

こちらの合格体験記では大きく分けて、以下をご紹介いたします。

 

 

①ワインエキスパート/ソムリエ1次試験の独学勉強方法

②SAKE DIPLOMA1次試験の独学勉強方法

③ワインエキスパート/ソムリエ2次試験の独学勉強方法

④SAKE DIPLOMA2次試験の独学勉強方法

⑤2つの資格取得にかかった合計金額(思ったより使っていた…)

  

※ソムリエ協会HPより、下記が概要となっています。協会への入会は任意ですが、入会後の試験申し込みは試験申し込み料金が若干安価になります。

ワインエキスパート/ソムリエ試験

2020年度 J.S.A.ソムリエ・J.S.A.ワインエキスパート呼称資格認定試験│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)

SAKE DIPLOMA試験

2020年度 J.S.A. SAKE DIPLOMA認定試験│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)

 

次のページより、ワインエキスパート/ソムリエ1次試験の独学勉強方法についてお話いたします。

 

ワインエキスパート/ソムリエ1次試験の独学勉強方法

まずは、ワインエキスパート/ソムリエ1次試験の独学勉強方法についてです。

大まかにはこんな感じで勉強を進めていきました。

 

 ✍まずは戦略を立てる✍

6月初旬:急にワインエキスパート/ソムリエの受験を決意し、勢いで受験申込。

☆受験申込開始は例年3月~7月までが出願期間となっていますので、6月に申し込むのはかなりギリギリです…

2020年度申込概要は下記から↓

2020年度 J.S.A.ソムリエ・J.S.A.ワインエキスパート呼称資格認定試験│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)

6月中旬:実際に書店に行っての本探し、ブログでの勉強方法リサーチ。YouTube視聴。

真剣な勉強を始める前、ソムリエ試験の内容がどんなものかを知るためにこちらのYouTubeチャンネルを通勤時間などの隙間時間で何回も見ていました。

Sommelier For Free - YouTube

(有名ワインスクールでの超人気講師だった方のYouTubeチャンネルでとても分かり易く、勉強の入り口にピッタリだと思います)

使用した参考書は、1次試験対策用には以下3冊に絞って勉強しました!

 

受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座 ワイン地図帳付き【お勧め度★★★★★】

 受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座 ワイン地図帳付き〈2020年度版〉 | 杉山 明日香 |本 | 通販 | Amazon

✍とにかくお勧めです!!教本をほとんど読むことがなくても、こちらの1冊さえあれば独学でも十分合格点が取れるまでにはカバー出来ます。地図帳がとても便利で、たくさん書き込みをしながらボロボロになるまで使い込みました。

✍難点としてはこちらの付属の地図が、試験に出題される教本の地図とは少し異なる仕様(分かり易くするため)となっているため、こちらの本を使って大まかな地名の配置を覚えた後、テスト直前には教本の地図を見返して本番のテストで出題される地図を覚えることをお勧めします。(私は、教本の地図を切り取って、こちらの参考書の地図帳に貼り付けを行ったりもしていました✂)

 

②ワイン受験ゴロ合わせ暗記法 2020【お勧め度★★★★☆】

 ワイン受験ゴロ合わせ暗記法 2020 | 矢野 恒, 川上 美智子 |本 | 通販 | Amazon 

✍ワインのようなおしゃれなものをダジャレで覚えるなんて…と勉強開始直後はかっこつけていましたが、背に腹は代えられません。自分でも年代や人の名前と地名を結びつけるために語呂合わせを考え始めたところで、こちらの本を即購入。

✍こじつけすぎて笑ってしまうものもたくさん登場しますが、こちらの語呂本を使って覚えたものも多数あります!単純暗記が苦手な方にはお勧めです。

 

JSA ソムリエ・ワインエキスパート呼称資格認定試験対策 予想問題1500【お勧め度★★★★★】

JSA ソムリエ・ワインエキスパート呼称資格認定試験対策 予想問題1500 2019年度版: 目指せ一発合格! | 正巳, 植野 |本 | 通販 | Amazon

 ✍過去問と作者の予想問題集が教本の章に沿って掲載されています。試験直前はこちらの問題集しかやっていなかったといっても過言ではありません。

✍CBT試験(*1)は、絶対に出題者側が外して欲しくない基礎的な問題に加えて、ランダムにマニアックすぎる問題も多々出題されることがあります。そういった悪問は、参考書の教科書をしっかりと勉強しているだけではカバー出来なかったため、こちらの問題集で解いた悪問はしっかりと覚えるということを意識して臨みました。

*1:CBT試験

:ワインエキスパート/ソムリエ、SAKE DIPLOMA試験はCBT試験が採用されています。

[受験] CBTとは、何ですか? | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト (cbt-s.com)

 

 6月中旬:勉強開始(平日も週末も1日2時間くらい)

①「受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座 ワイン地図帳付き」を1周音読する

②①が終わったところで焦る。(全然覚えられない)しかし自分でノートを作り直す時間も気力もないのでひたすら①の本を読みこむ。

③「JSA ソムリエ・ワインエキスパート呼称資格認定試験対策 予想問題1500」を解いてみるが、何回も読んでいる最初の章は解けるが、各国毎の章の問題がほとんど0点に驚愕する。

 

7月初旬:全然覚えられない→勉強方法を変える(1日3時間+週末6時間くらい)

JSA ソムリエ・ワインエキスパート呼称資格認定試験対策 予想問題1500」を0点でもよいので解いてみて、間違えたところについて「受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座 ワイン地図帳付き」を徹底的に読み込み、覚えられない単語を書いたり、語呂合わせを考える。

②自分で思いつく語呂合わせに限界が生じたので、買ったものの何だか恥ずかしくて使っていなかった「ワイン受験ゴロ合わせ暗記法 2020」を購入し、暗記を続ける。

 

8月初旬:ネットで拾った過去問に挑戦し、試験本番を迎える。

(出社前に会社近くのカフェで1時間ほど勉強時間も追加し、週末知人と遊びに行くこともキャンセルして週末は1日10時間くらい)

 

 

当たり前のことかもしれませんが、問題を解く→参考書を読んで知識を補完するという基礎的なサイクルが、このワインエキスパート試験にも非常に有効です!

ぜひ、皆さんも問題集→参考書(や教本)というサイクルで知識を地道に定着させて下さい🐶

また、ワイン好きの方が当然この試験を受験していると思いますが、テイスティングの勉強を始めてお酒を飲んでしまうと、私は集中力がなくなってしまい難しかったので、テイスティングの勉強は1次試験合格後にしようと思い、この時点ではワインを全く飲んでいませんでした…

 

続いて、SAKE DIPLOMA1次試験の独学勉強方法についてです!