ワインエキスパート試験2次試験独学勉強法
続いては、ワインエキスパート2次試験についてです。
(2次試験より、ソムリエ試験とワインエキスパート試験では出題内容が若干異なってくるため、こちらのブログではワインエキスパート試験についてお話しているとお考え下さい)
1次試験の勉強で、ワインスクールに通われていた方は、座学の講座と一緒にテイスティングの勉強も出来ていたと思います。
また、1次試験を早々に終わらせ、7月には2次試験tastingのトレーニングを開始出来ていた方もいると思います。
が、なかなかそんな風に計画的に2次試験のトレーニングを開始出来ていた方は少ないのではないでしょうか…😢?
私はSAKE DIPLOMAの試験が終了したのが9月の上旬でしたので、10月中旬の2次試験まで1か月程の準備期間しかありませんでした。
それでも全然間に合います!効率的に短期集中でトレーニングを行うコツをお伝えいたします!
まず、2次試験(ワインエキスパート)の概要です。
赤ワイン2種類+白ワイン2種類+ワイン以外のお酒1種類が出題されます。
赤白ワインについては品種や生産国を明記するだけでなく、香りや味わいのコメントを選択肢から選んでマークしていきます。(センター試験のような、マーク式の試験となっています。)
10/12 呼称資格認定試験(第二次)テイスティング銘柄発表│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)
※試験終了後にはソムリエ協会のサイトにて上記のような形で模範解答が発表されます。生産国、ぶどう品種、その他の酒の銘柄のみの簡易的な模範解答のみの発表となり、テイスティングコメントの模範解答は発表されません。
※上記の出題形式はあくまでワインエキスパートであって、ソムリエ試験受験の方は、論述問題が出題されますので別途対策が必要だと思いますので、ご確認ください。
ワイン以外のお酒については、日本酒やジン、カンパリやラムなど、幅広いワイン以外のお酒の中から1つだけ出題されます。こちらはテイスティングのコメントを覚える必要はなく、名称を当てる問題だけです。(選択式となります。)
配点から考えてもワインに時間もお金も割くことが当然求められますが、
ワイン以外のお酒については名称を当てるだけで配点を貰えるラッキー問題でもあるので、私はこちらについてもしっかり対策を行いました。
私が行ったトレーニングはこちらです。
赤ワインの日、白ワインの日と決めて、毎日4種類以上の品種比較を試験前日まで1日1時間程かけて行いました。
②ワイン以外のお酒のトレーニング
色でまずある程度分けることが出来るので、見た目で選択肢を絞るトレーニング→ペロッとなめてみて甘い、甘くない、度数が強すぎるなどポイントに分けて、銘柄を絞っていくトレーニングを繰り返しました。
③ワイン教室での単発のテイスティング講座を、本番模擬試験として活用してみる
自分の手元にあるワインだけだと味を覚えてしまう可能性もあると思い、2回程単発の講座に参加しました。
【購入したもの】
①ワインスクール アカデミー・デュ・ヴァンのネットショップで購入した赤白の基本品種テイスティングセット【お勧め度★★★☆☆】
ソムリエ・ワインエキスパート二次対策ワインセット | ワイン通販ならワインショップ カーヴ・ド・ラ・マドレーヌ (adv.gr.jp)
こちらは、1次試験前にネットで事前に購入していました。
2次試験直前になると売切続出となるため、興味のある方は早めに準備しておくことをお勧めします🍷
最大手ワインスクールの講師が模範解答を書いてくださっている解説シートが付属しているため、練習するにはもってこいです。
が、とにかく高い…(ハーフボトルで20本で3万円くらい。。)
ので、マストではないと思います。(私はどのように練習すべきか計画を立てる前に購入してしまいましたが。。)
②【2020年度 ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策】おまとめ小瓶セット42種類(酒精強化ワイン8種+スピリッツ16種類+リキュール18種類)【お勧め度★★★★★】
酒精強化・ハードリカーテイスティングセット | ワイン通販ならワインショップ カーヴ・ド・ラ・マドレーヌ (adv.gr.jp)
ワインエキスパート/ソムリエの2次試験では冒頭で紹介した通り、ワイン以外のお酒についても出題されます。
こちらは覚えれば簡単に点が確実に取れるので、余裕がある方は取り逃がさないようにすればお得な問題だと思います。
私は色でまずある程度数種類に見極められるようように、色ごとに分けて暗記を行い、その色の中から香りや度数などの複数要因を考慮して銘柄を正しく答えられるトレーニングを繰り返しました。
③富田葉子の テイスティング虎の巻【お勧め度★★★★★】
富田葉子の テイスティング虎の巻 | 富田葉子 |本 | 通販 | Amazon
この本を最初に買っていたら、①のワインボトルセットは買わなくても済んだな…と正直思ってしまうほど、とにかく一番役立った本です。
①②でご紹介したアカデミー・デュ・ヴァンのワイン講師の方が執筆された参考書です。
品種毎のテイスティングの模範解答が分かり易く書かれているため、こちらの本さえあれば、近所のスーパーで売っているワインを買ってトレーニングするだけで十分合格できます!
①のボトルセットがあまりにも高額だったので、私は赤白あわせて6本のセットしか買っておらず、当然足りません。。
そのため、トロンテスやマルベックなどの基本品種でない赤ワインを、スーパーや成城石井などで用意をしたり、ピノノワールやシャルドネなどの基本品種についてもフランス、アメリカ、オーストラリア、南米など国毎に比較できるよう揃えてトレーニングを行いました。
本番試験では、ボトル3,000円程のものが出題されるということで、それくらいの値段のワインを用意して練習することが推奨される、と講座に行った際に先生方からはアドバイスを貰いましたが、私はスーパーでボトル1,000円程のものを購入して練習を行いましたが、特段問題はありませんでした。
色調や香り、味わいの特徴を品種毎にとにかくつかむことが大切です!
富田先生のこちらの虎の巻は試験会場にも持参し、直前まで読んで確認していました。
とにかくお勧めです!
【閲覧したもの】
ワイン受験.comの2次試験対策用ページ
ソムリエ二次試験対策講座 2021 | ワイン受験.com (wine-jyuken.com)
2次試験の概要や対策、過去問題の分析などがかなり細かく掲載されており、会員でなくても閲覧することが出来ます。
こちらのサイト運営者の山崎先生はアカデミー・デュ・ヴァンで長年講師を務められていた超人気講師の方だったこともあり、とても分かり易く論理的に解説されています。
(現在はご自身でワイン教室を開催されているようです)
こちらのサイトに掲載されている赤ワインと白ワイン用の解答用紙をコピーして、練習用に活用していましたがとても便利ですよ!
【通ったワインスクールの単発講座】
下記2つの最大手のワインスクールの講座に2回程通って本番のシミュレーションをしました。一気に8種類ほどの練習を時間制限付きで行うことが出来るので、本番対策として1度は参加してもよいかもしれません。
ソムリエ・ワインエキスパート試験対策(一次/二次/三次)講座一覧 | ワイン初心者からソムリエ資格取得まで - ワインスクール アカデミー・デュ・ヴァン (adv.gr.jp)
講座を選ぶ | ワインスクール レコール・デュ・ヴァン (duvin.jp)
正直、テイスティングをする量とはいえ、毎日4-6種類程のワインを飲んで、特徴を覚えるという作業はあまりお酒の強くない私にとってはとても大変なトレーニングでした、、、
試験直前に集中的にワイン以外のお酒のトレーニングを行いましたが、テキーラやウォッカなどは度数があまりにも強く、胃を悪くした気がします。。
しかし、今振り返るとこのトレーニングを通じて自分がどんなワインが好きかということが明確に分かった気がいたします。
ので、短期集中でトレーニング頑張りましょう!!!
次はSAKE DIPLOMA2次試験の独学勉強方法についてご紹介します。